終末思想

 今日の都市伝説の番組で、2012年世界消滅説について紹介されていた。マヤ文明のお告げで2012年に世界が終わるとか終わらないとかで、良くきく話のアレである。まあ、僕の世代はMMR世代だし、ノストラダムスの予言をバッチリ体験してきた世代だから、慣れみたいなものがあって今更驚きはしない。00年のITクライシスもあったしね。
  
 僕はハレー彗星の話が好きである。1910年にハレー彗星と地球がかつてないぐらいに接近するんだけど、ハレーの尾に毒があると信じられていた。両方の軌道がかぶった瞬間、毒にやられ人類は滅亡するんじゃないかと噂があった。人々は息を持たせるために自転車のタイヤのゴムチューブを買いあさり、日本中じゃらゴムチューブが消えたんだよね。この生きたい!という思いから生まれる格好悪さという、滑稽さというか、好きなんだよね。

 世界がいつか終わるかもしれない、という恐怖はきっとどの時代にも世界中のどこでも共通した考えかも知れない。一つの説が終われば次の説が生まれて、またそれが終われば違うのが出てくる。そういう考えを持つのはあんまり健康的とはいえないけど、「この世界が永遠に続くわけではない」という緊張感はあった方が良かったりして。
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