マテ茶

mate_bombilla2.jpg 昨日と似たような話なんだけど、アルゼンチンにはマテ茶という種類のお茶である。マテ茶はイェルバマテという植物の葉や小枝を乾燥させたものにお湯を注いでストローで吸って飲む。写真のような容器に茶葉を入れて、写真のような金属のストローで吸うんだけど、このストローの穴がとても大きくて、茶葉のかけらが普通に口に入ってくる。味もこれ以上にない苦さで、ようは大人の飲みものである。
 マテはガウチョ達(アルゼンチンのカウボーイみたいなもの)が火を囲みながら飲む飲み物である。荒々しい男が1日の疲れを癒しながら暗闇に中、火を囲んで話をする。その時にマテを回し飲みするのだ。一つの容器をみんなで回して、交代で飲む。一人が飲み終えたらまたお湯を足し飲んでいく。味が薄くなると、イエルバを変え、飲み続ける。僕が祖父に習った様式できは、飲み終えた人が次の人の分を作って渡す、というのもあった。で、この時にみんな同じストローを回し飲みするんだよね。これも潔癖症に人には無理かな。
 僕から見ればマテを囲めるのは大人の世界のこと。家族が集まると男衆が集まって楽しそうにマテを囲んでいたから、ちょっと憧れでもあった。今になってちょっと飲みたいなあ。
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