2008/3/19 水 | 2008.03
変な人その2
1を書いている間に思いだしたんだけど、モノレールの駅から降りる時の事。大きなリュックを下げた男が何やら空を見つめている。あごを上げながら1点を熱心に見つめているその様は異様で、隣を通る通行人は彼の視線の先に彼が見ている何かを探していた。が、そんなものはどこにもなく、何もない空間があるばかり。
階段を下りながら変なヤツがいる、あまり近づかない様にしよう、なんて思いながら見ていたらそいつがいきなり
「オウェーーーッ」
という獣の様な声で上に向かってゲロを吐いた。上に吐いているものだから、液体なのかゼリーなのか、良く分からない何かがアーチを描きながら(見事なアーチ型だった)床にビチャッと落ちた。男を中心に半径2メートルの空間が開いた。男はその場にしゃがみながら残りのものを吐き続けている。階段の途中で止まって見ている俺。思えば夏なのに男はコートを着ているんだよね。
僕はなんだか怖くなってその場から逃げるように歩いた。他人がゲロを吐く瞬間もめったに見ないものだけど、上に向かって吐くなんてもっと見れない光景だ。不思議な光景だったけど、怖かった。
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