長生き

 僕がまだ野球をやっていた頃、早朝リーグに参加している町のチームに入れてもらっていた。文字通り「早朝」なので、朝の6:00プレイボールなんてザラで、特に冬の朝なんかは日の出とともに試合を始めることもあった。サードの方から太陽があがってくるものだから、サードからファーストへの送球は2バウンドぐらいにしないファーストは眩しくて取れない、そんな感じだった。そんな環境だから若い人はほとんどおらず、平均年齢は40代後半のチームであった。そんな中でもとりわけ元気なのは50歳のエース、そして60代後半の外野手のおっちゃん達であった。そんな歳でもしっかりした体力があって、真夏の試合でも汗水たらしながら元気に投げ、打っていた。やっぱ戦後の社会で育った人は違うな、なんて思っていたものであった。そんな歳になっても元気でいたいな、と誰もが思うことだけどきっとそう簡単なことではないんだよね、多分。

 特にしたいわけでもないのに、気になるのが長生きであります。今後の社会の行く末を思えばさっさと死んじまった方が楽じゃないか?と思うこともないわけではないですが、「健康」、「長生き」、「寿命」というこれらの要素は誰に人生でも重要なものです。
 上に書いた60代後半の爺さんは特別なのだろうけど、同じ歳の人でもまったく印象が違う人が多い。70代でもすごくしっかりしている人もいれば、60歳前半でも自分で歩けない人もいる。この差はどこからくるのだろうか。身体的な、精神的な個人差は当たり前だけど、やっぱり過ごしてきた時間の積み重ねの結果なのだろうか。人によって差が出てくるのは悲しい事だけど、事実なんだよね。そんな僕も今のこの生活でいつまで生きられるんだろうかと時々思う事があるけど、次の瞬間には忘れている。長いどころか今がやばいかも知れません・・・。
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