TBS「飛び出せ!科学くん」

hakusei










昨日の夜中のTBSで、多分新しい番組だと思うんだけど、「飛び出せ!科学くん」というのをやっていた。中川翔子と田中直樹が国立科学博物館の常設展を見ながらあーだこーだ言う番組なんだけど、これがすごく面白かった。国立科学博物館なら俺も詳しいぜ!と思っていたけど、実は知らないことも多かった。展示物に書かれた説明は全てではなく、尚且つ展示物を作ったスタッフが取り組んだテーマも合ったようで、知らないことがたくさんあって楽しかった。
 国立科学博物館のメインの一つ(メインはたくさんあるけど)といえば、地球館3Fの剥製の間。でっかい哺乳類の剥製が115体もあって、その中にはバイソンがあったり絶滅したニホンオオカミ(全世界に4体しかない)の剥製もあって、量・質・迫力ともに見ているだけでご飯三杯はいける内容になっている。この番組でも貴重な映像を交えながもちろん取り上げられていた。
 
 実はこの剥製の多くは個人からの寄贈である。その人はワトソン・ヨシモトというハワイ生まれの日系人であるで、1950年代から60年代にかけて43ヶ国を訪れ、多くの剥を収集。98年に寄付している。
 実はこれらの剥製はヨシモト・コレクションである事は有名な話だけど、氏がどんな人でどんな経歴があって、なぜここまで剥製を集めたかの情報が全くない。僕も一時期調べましたが、みつかる情報は全て同じだった。たどり着いたのはハワイの新聞の死亡記事・・・。そこにはヨシモト氏の人生の軽いまとめがあって、ハワイに生まれ、幼い頃に親を亡くし、小学校しか出ていないながらも成り上がり、とても紳士であったこと、78年には野生保護のための非営利団体ヨシモト財団を設立、ボーリング場を持っていた等などの情報があった。全部英語だったから僕の訳があっているかどうかはちょっと怪しいけど、読んだ感じでは貧しいながらも一代で財を築き、世界中をハンティングして回ったかなり魅力的な人生だと思うんだよね〜。それにしても寄付したのは400体で、展示されているのは110ちょっとだから、まだまだあるって事だよね。もったいない!

yoshiYOSHI
The Life and Travels of an International Trophy Hunter
Yoshimoto, Watson, (with Bill Quimby)
こういう本があるらしいんだよね。この本にはどうやらワトソン・ヨシモト氏がハンティングに明け暮れる日々が書かれているようだが、どこにも在庫がなく、手に入れるのは難しそうだ。
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