世論調査

 ニュースをずっと見ていると思うんだけど、どうも世の中が正常に回るためには
「叩かれ役」
みたいな存在がどうしても必要なようだ。今回のスノボの人もそうだし、その前が朝青龍、その前が小沢一郎、その前はお塩先生、その前は・・・と、かなり前まで辿っていけるんじゃないか?という気がする。報道やマスコミ、ジャーナリズムには「公権力を監視する」という役割があるから、批判したりするのは当たり前だと思うけど、それをやりすぎるのは「操作」になってしまうんじゃないか?と思うことがある。誰かが何かをすると途端にどこの媒体も叩きまくるから、何も知らない人が見たとしても悪いイメージをもってしまう。世論調査を取りましたら、国民のほとんどがこの人がクロだと思っています!と声高に叫ばれても、終始そういうニュースを流しているんだから当たり前じゃん!それってそういう結果を出そうとしての調査じゃないの?なんて思ったりするのである。

 スノボの人が記者会見で
「反省しています」
の語尾を延ばして、
「反省していまあす」
と言ってしまっている映像を見ながら気付いたんだけど、朝の時点でのテロップは
「反省していまーす」
だったのに、夕方にはもう
「反省していま〜す」
になっていたんだよね(笑)。本当の話だけど。無責任ながらもすげー笑える話だけど、これって明らかに悪く見せようとした演出で、そこに透明性や公平性がない。「ー」が「〜」に変わっただけなんだけど、印象が変わることを思うと、悪意すらも感じる。
 思えばこれを書いている僕も、スノボの人を批判している人の多くは彼がどんな人でどんな実績があって、どんなキャラなのかを知らない。ある部分だけを取り上げて批判したり肯定したり笑ったりしているけど、これだってなんかおかしい気がする。叩かれる存在ってそういうものなのかな。

 それにしても・・・家に世論調査の電話がかかってきたことは未だに一度もんないよね...。
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