バイク

 僕の父は若い頃にバイクに乗っていて、その時の事故の体験から我が家ではバイクが禁止になっている。なんでも尾てい骨を折ったそうで、その時の苦しみからバイクはだめ!という事になったのだそうだ。
 せっかくの心遣いながら、僕は一度もバイクに惹かれることなく今日まで生きてきた。夏は暑いし、冬は寒いし、雨だと悲惨だろうし、という、バイクに乗らない誰もが思いつくデメリットばかりが目についていた。
 
 変化は微妙は所から起きるもので、昨日の「アメトーーク バイク芸人」を見ながら、バイクっていいんじゃないか?とちょっと思えてきたのだ。その番組を見ただけで、決して詳しいわけでも詳しくなったわけでもないけど、なんとなく格好よくていいなあ、と感じたのである。

 僕は車を選ぶときは、燃費・実用性等の要素のほかに、
「乗っていて楽しいかどうか」
という事がとても重要だと思っている。高い買い物だから、少しでも長く楽しめたり、心のウキウキ感があった方がいいんじゃないかと思うのだ。ちょっと不便だったとしても、古いモデルだったとしても、二人乗りだったとしても、荷物が載らなくても、好きな形の車に乗りたい。詳しくは知らないけど、バイクはそういった都合や便利性を取っ払って、最初から
「これに載りたいから」
というところから始まっていて、それはすごく自然で正しいことなんじゃないか、という気がしたのである。バイクに乗っている自分自身に酔っていることがネタにされていたけど、その気持ちって誰にでもわかるんじゃないかと思うんだよね。
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