スミソニアン

 昨日の夜中、ガレッジセールがスミソニアン博物館を紹介する番組をやっていて非常に楽しかった。スミソニアンを博物館といえば世界最大の博物館で、死ぬまでには一度は行ってみたい場所である。そのコレクションは量、質ともに世界最高のもので、それらが全て無料で展示されているのだ。映画「ナイト・ミュージアム」の番宣付きでCMと美味しいものの紹介がちょっとウザかったけど、仕方ない。
 剥製なんかでは日本の博物館も負けていないけど、宝石の所はさすがである。ライト兄弟の飛行機とか、アポロ計画関係のもの、原爆を落としたエノラ・ゲイ、リンドバーグの飛行機、月の石等、世界に一つしかないものが多く、他の博物館との差別化になっている。でも、なぜアメリカに世界中の歴史的価値があるものが集まるのだろうか。
 まあ、アメリカは歴史のない国だから、逆にこういった「歴史的に価値のあるもの」に惹かれるんだよね、きっと。スミソニアン博物館が世界一のコレクションを持っている事こそ、そのコンプレックスの現れ。ナポレオンの遺物とか、マリー・アントワネットの遺物とか、アメリカには関係のないものまでもを集めてきた。おそらくガムとチョコレートをばらまいて奪ってきたものなんだよね。これはもう、戦勝国だから、という理由が一番当てはまるのかな。大英博物館にはエジプトのものが多い事を思うと、戦争に勝つと負けるでは全然ちがうんだよね、本当。
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