怒る時は場所を選んで欲しいものである。

 味覚が小学校で止まっているこの僕ですが、生意気にも好きなラーメン屋さんがあって、今日久しぶりに行きました。僕はラーメンに対する知識が皆無なので、きっと普通の中の普通の店だと思われます。カウンター席が10しかないそれはそれは小さい店で、スタッフ2人で回せる店なのですが、今日は狭いカウンター内に3人もいたのだ。
 明らかに店長であろう中年の男性は別として、残りの二人の男性のどれかが新人であるのだろう、と思いながら注文。いつ行っても違うスタッフがいる不思議な店なんだけど、今日いた店長は前にも見た事がある人であった。前にも書いたと思うだけど、この店長は客の前でスタッフを叱る人で、僕はそれが嫌いなのだ。厳しく指導することももちろんあると思うんだけど、この店長は明らかに
「教育をしている自分自身に酔っている」
という、とてもたちが悪い店長で、それを客が食べている前でやるわけだから本当に不愉快である。今日は新人がいるのかあ、なんだか先が思いやられるなあ、と思っていたら案の定本領発揮してしまった。
 ターゲットは名前からして中国人と思われる若い男で、彼が何かをする度にそれを大声で注意されていた。やれ餃子の台の洗い方がどうだとか、お冷やの出し方がどうだとか、それもイチイチ大声だから食べているこっちは視線をどうすればいいのか分からないのだ。
 スタッフと一緒に働く中で、色んな場面で教育をしないと時があるけど、客の前でやる必要はないと思うんだよね〜。ずっと見ていたら中国人の彼は怒られるたびに
「はい!すみません!」
と繰り返しながらも、目の奥には慣れみたいもが見えて、
「ああ、コイツ分かっていながら怒られているんだ」
って事が伺えてちょっとおかしかった。その途端、自分自身で芝居を演じてしまっている店長が哀れに見えたのだった。
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