災害

 竜巻が起こったかと思ったら雨が続き、台風までが来襲し、豪雨の最中にかなり長い地震まで起こったりと、なんだか世紀末チックな雰囲気が続いてる昨今。豪雨は気が滅入るものではあるものの、やっぱり地震の方が何倍も怖いものである。大きな災害があった時、必ず頭に浮かぶのは
「なんで日本人の先祖たちはこの地を選んだのだろうか」
という事である。震度5クラスの地震は1ヵ月に一回は起こっているみたいだし、日本は地震大国なのである。これは今始まったことではないはずで、遥か昔から日本は地震に苦しめらてきたはずである。大きな災害も何度もあったろうし、活動を続けている火山もあるしで、その度にこの土地を捨てるという選択肢もあっただろうに、である。

 僕はこの疑問をずっと抱いていたのだが、この前TVでパレスチナ問題に関するドキュメンタリーを観ながら、ふと分かった気がした。キリスト教、イスラム教、ユダヤ教で2000年もの間に取り合いをしている約束の地、エルサレムは砂漠のように荒涼とした土地なんだよね。昼間は焼けるように暑く、夜は凍えるように寒い。その土地のために今までたくさんの人達が命を落としてきたのである。それに比べ、日本の土地は緑も水も多く、農業に適した豊潤な土地である。このコントラストは僕の中でかなり激しかったんだよね。もちろん、エルサレムには僕には理解出来ない唯一無二の絶対的な価値があるのはわかっているけど。そういう意味では海も山もあり、四季があり、雨も適度に降るこの地は天国みたいなもの。理不尽な自然の力に耐える理由になり得るんだよね。
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