ハリポ

 遅ればせながら「ハリー・ポッターと謎のプリンス」を観た。英語のサブタイトルは「Half-Blood Prince」だから本当は「謎の〜」ではなく、「半純血のプリンス」というタイトルにすべきだろうけど、印象が良くないのかな。このタイトルはこの映画でのオチみたいなものになっているだけにもったいない。

 「ハリー・ポッター」は子供に人気のある作品ではあるが、相変わらず映画は暗い。あまりにも重過ぎる自分の運命に苦しむハリーは今回も何度も死にそうな目に合う。今回は大事な人をもなくし、最後にはいよいよ避けられない戦いへと足を踏み入れていく。前編を通して葬式のような暗い場面ばかりで死を連想させる描写が多い。恋のどーのこーの、みたいな場面もあるけど明らかにオマケ的な扱いで、それらが軽ければ軽いほどハリーの「どうしょうもない不幸さ」が引き立つのだから良く出来ている話である。

 ハリーはスター・ウォーズの「ダース・ベイダー(アナキン)」なみに不幸なキャラである。孤独と愛する人の死で苦しむのも同じ。思えば戦いへの準備をしていくこの映画はスター・ウォーズのエピソード3 シスの復讐」に良く似ている。アナキンはダークサイドに落ちていくけど、次作の
「死の秘宝」
ではハリーのそういう描写もあるらしい・・。今から楽しみだ。
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