津波警報

 地球の裏側で起こった地震の津波が日本まで届くなんて、なんだか信じられない気分である。地球が狭いのか、それとも想像を絶する揺れだったのだろうか・・・。きっと後者なんだろうけど、丸一日をかけてここまで波が来るなんて、すごく不謹慎だけどなんだか凄い。
 そしてまた不謹慎で申し訳ないんだけど、昨日の津波警報を見ながら
「もういい加減にしてくれよ」
と思ったのは僕だけじゃないはず。夜になってもまだやっていたから、もはや逆に
「これって津波を待っている祭りみたいなものじゃないか?」
という気すらしてきたんだよね。
「津波来い来い!」
って雰囲気だったような気がして。もちろん、過去の反省を活かして徹底した防災は大切。「1メートルの津波が来ます!と」
言っておいて3メートルのが来るより、
「3メートル津波が来ます!って言っておいて10cmだった」
で、謝った方が結果的に全然いいのはいいんだけどね・・・。海沿いに住んでいる人たちはにはきっと必要な情報だったのかな、やっぱり。

 僕の恩師の一人にチリ出身の先生がいたんだけど、大丈夫だったのだろうか。チリでは60年前の地震の話を今でも普通にするそうで、防災意識がすごく高いことは話に聞いていた。そして印象的だったのは、
「時間が経てば経つほどまた起きる可能性は高くなる。だから、時間が経てば経つほど、防災に対する意識は高くなるのは普通のこと。忘れていくのが逆におかしい」
って言葉。ナルホドそうだよね、とは思ったものの、それとは全く違う意識の自分にビックリしたものである。いつか大きな災害に見舞われるかも知れない、いつか本当に関東大震災が来るかも知れない、という想いが誰の頭の中にも浮かぶ瞬間があると思うけど、
「まだ大丈夫でしょ」
「とりあえず今日は大丈夫でしょ」
って思いとすり替わるんだよね…。
日々 | comments (0) | trackbacks (0)
calendar
<< March 2010 >>
SunMonTueWedThuFriSat
 123456
78910111213
14151617181920
21222324252627
28293031   
selected entries
categories
archives
recent comments
profile
others