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野茂はすげえ

 野茂がまたメジャーのマウンドに上がった。前の登板はたしか3年前のことだから、本当にすごい事である。年齢も年齢だし、3年も怪我や結果が出ない時期が続くと誰もが引退を思うだろうけど、そうならないのが野茂の格好いいとことである。
 今でこそパイオニアと言われ尊敬を集める野茂だが、メジャーリーグに挑戦した頃の評判は悪かった。マスコミにあまり語らないことと風貌も手伝ってのことか、球界からは反逆児とみなされていた。事実、アメリカに渡る時にはもめにもめた。結局自由契約ではなく、任意引退扱いになり、戻ってきた場合には近鉄の支配下の選手になることになっている。
 思えばあのトルネード投法だって反感を買う原因の一つであった。普通に投げろとか、もっとやせろとか、それじゃ簡単に盗塁されちゃうじゃんとか、とにかくコーチ陣や指導者の層から評判が悪かった。また、ストレートとフォークしか投げれないことも同じで、カーブを覚えろという指導も多かったらしい。思えば野茂の個性を許したのは仰木監督だけで、仰木監督がの退団がメジャーへと向かう原因になった。
 一方ファンにとって野茂は特別な存在で、当時野球をやっていた人間なら誰もが一度はトルネード投法を真似した。野茂は常に特異な存在であり、その「他とはちがう」という感じがなんとも言えない格好よさがあった。パワプロでもトルネード投法を真っ先に取ったりして。
 今でも投げている事を思うと、野茂にとって投げることが「普通」のことなのだろう。野茂は打たれても抑えても、それこそノーヒットノーランをしても「普通」の顔をしていたから、心の中では投げれない生活というのはないんだろうなあ。

posted by @6 : 19:52

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