2008/4/13 日 | 2008.04
釣りの不思議
僕がガキの頃は父親に良く釣りに連れて行ってもらったものである。連れてもらっていたというより、無理矢理つき合わされていた。かなりの好きもので、島みたいな所に丸々1週間泊まり込みで釣りをしたり、水面も凍るような寒さの中にテントで泊まらされたりと、ガキにはちょっと厳しい事もした。
それから僕も釣りが好きになり、父親とではなく今度は友達と出かける様になった。夜明けに集合してチャリで印旛沼まで走って昼過ぎには帰ってくるという事もした。釣りが好きな人は案外多く、バイト先の先輩にもいたりした。その人の車に乗せてもらって遠い所まで釣りをしたりした。
釣りは地味な趣味だけど釣りをしている瞬間は限りなく非日常で、時間の流れや普段考えている物事はどこかに行ってしまい、そこにあるのは流れる水だけ。水面は時間とともに色が変わりし、風は色んな臭いを運んでくる。魚なんかよりもきっとそこら辺がいいのかな。
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