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サッカー選手と母国

 発展途上国のサッカー選手がセリエAで活躍し、名声も金もつかんで成功したとする。長い間母国を離れる間にその国の生活や文化に慣れ、居心地がよくなる。時間が経ち引退するときに母国に戻るかどうか・・・、これは大きな決断である。
 南米人は自国に対する気持ちがとても大きいため、ほとんどが母国にもどる。南米の選手の理想の選手生活はイタリアやイングランドで活躍した後に、自国のリーグで何年かプレイして引退する事である。ま、自分で引退を決めるまでサッカーが出来たぐらいの選手であれば財産があるわけだし、家族に囲まれながら暮らす事をとても重要視することもあって、このコースは理想と言える。が、これには大きな問題がある。それは自国の治安や経済状態である。どの国にも特権階級が住むような場所があるけど、家族を持つ様な選手には大きな悩み事と言える。母国に戻りたい気持ちはあっても、家族はその国の生活に慣れているし、実際生活も安全。教育水準も高いし、なによりも将来の事を思うと戻らない方が賢明な選択だったりする。ふと頭をよぎるのは「祖国を捨てる様な男にはなりたくない」というナショナリズム。これって、とても大きな問題なんだよね。

posted by @6 : 19:41

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