2007/7/23 月 | 2007.07
契約の不思議その2
少し前にチェルシーがイ・チョンス(マルディーニに延髄切りを食らわした奴)に興味を示している、というニュースがあった。チェルシーにイ・チョンス?ギャグ?と思ったのですが、実はこの話には裏がある。チェルシーのメイン・スポンサーは韓国企業のSAMSUNGである。SAMSUMGとの契約上、チェルシーは韓国の選手一人を獲得しないといけないのだ。監督の意向とは別に、大事なスポンサー様の声が大きく響いているのだ。
おかしな事だけど、こういった変わり種の契約は多いみたい。全試合の何パーセントをスタメンで使わないといけないとか、逆に何試合以上使ってはいけない、とか。だが、ほとんどが一般に知らされる事はない。調べようとしてもほとんど何も引っかからなかった。中にはイメージが悪い条項もあるだろうしね。
残念な事に選手のためになっているかどうかは微妙なところ。イ・チョンスがチェルシーに行っても飼い殺しになる可能性は高いし、実力入団でない事は他の選手への悪影響になるかも知れない。ある意味ではサッカーそのものを殺す可能性だってあって、なんだか怖い気もする。金の力ってすごいなあ、本当に。
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