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アルマゲドン

 今日の一言のネタは映画の「アルマゲドン」から頂きました。地球に向かっている隕石に宇宙船で乗り込んで穴を掘って、そのなかに核爆弾をたくさん入れ爆発させ、隕石を破壊、地球を救う!というストーリーの映画です。今改めてあらすじを書いてみても、????連続の映画である。隕石に乗り込むというアイデア、穴を掘るというアイデア、そして送り込むのは宇宙飛行士では無く掘削のプロというアイデアも2007年の今ではあり得ない事である。宇宙空間で火が燃えたりと科学的認証ミスも多く、公開当時からは評論家の評価は悪い映画であった。「バカ映画」の冠を頂戴しながらも、それでも大ヒットを記録した。そして何を隠そう、僕はこの「アルマゲドン」が大好きである。
 何度見ても涙なしで見れない。ベタ演出にベタな展開、ベタなタイミングでの音楽。全てが陳腐なのだが、その作り込みが完璧で職人技が冴える映画が「アルマゲドン」なのである。下手な監督がやるとただのB級ドラマにしかならない要素を、一大スペタクルに昇華できちゃうのがハリウッドの力。つまらない脚本をどうにかししまう所に、長い間映画を作ってきた経験が発揮されているのだ。
 いかにして儲けるか、という意味では「アルマゲドン」は商業映画のモデルである。芸術性、メッセージ性が全くなく、完璧な作り物である。これは見せ物である映画の基本であって、そう思うと「アルマゲドン」は偉大な一本なのかも知れない。

posted by @6 : 16:14

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