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Tevez劇場

 試合を優勢に進めながらも詰めが甘いとか、オシムがついにキレたとか、実は日本語ペラペラなんじゃないか?とか、アジアカップの話題が多い中、ひっそりと準決勝まですすんだコパ・アメリカ。昨日の深夜に準々決勝のハイライトが放送され、その中でもアルゼンチンvsペルーの一戦が大変面白かった。
 試合はアルゼンチン優勢ながらも、前半は0-0で終わる。後半から登場したTevezの活躍で4-0と圧勝するも、得点を獲りたい気満々のTevesは3点をアシストしながらも、自分では1点も取れなかった。Crespoの負傷によりTevezのスタメンが予想されていたけど、蓋を開けてみたらD.Millitoが先発に選ばれた。内心穏やかではないはず。そうでなくともMessiの台頭によって立場が危うい。Tevezは後半から投入され、大爆発。誰がどう見てもたった一人で試合を決めてしまった。が、自分で点を取れないのはもはや運がないとしか言えない。どのアシストも自分でチャンスを作って、自分で相手を抜いて、自分で後は決めるだけの状態にして、という所で誰かにボールを託すという、イメージにそぐわないアシストだった。強引にシュートまで!というのがTevezのイメージなのだが大人になったのかな。
 
MessiとTevezは対極の存在である。かたやバルセロナの英才教育育ち、かたやスラム成り上がり。優等生キャラとトラブルメーカー。穏やかで無口なMessiとビッグマウスなTevez。まあ見れるルックスとどう見ても野獣。本当に対極。Messiの台頭までTevezはアイドルで間違いなく将来のアルゼンチン代表の中心だったが、いつしかベンチを暖める日々。少ないチャンスで結果を出しながらも、Messiもまた尋常じゃないプレイを連発。傍から見ればいい相乗効果である。
 僕はもちろん、Tevezのファンである。何せTevezの方が後ろのドラマが面白いからね。なんともアレなルックスも含めて、ボールが獲物に見えるところも獣味ではなく、人間味あるんだよね。この先が楽しみだ。

posted by @6 : 13:51

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