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金を使うという快感

 ムシャクシャするときはショッピングが一番だよね!

というセリフは誰もが聞いた事があると思う。おそらくバブル時代の女性に最も似合うけど、現代でもスタンダードなストレス発散法として認知されていると思う。貧乏性のため、僕に「ストレスを買い物で発散する」概念というのはない。いや、「無かった」と言った方が正しいかな。

 最近インターネットをしていると、どうも

オークション→サッカーショップ情報→ユニ情報→スニーカー情報

という順番でサイトを閲覧している。自分が興味がある分野だし、好きな所を見ればいいので別にどうでも良いことなんだけど、どれもが「金を使う」というアクションに繋がっていて、どうも不健康な気がする。何かを買いたいと思っていなくても、情報は向こうからまるで滝のように襲ってくる。知らなくてもいい情報までしってしまう。それでもまあ、無視すれば良いだけの事。自分がしっかりしていれば財布のチャックは開かない。問題は欲しいものを買うという行為の順番が狂って、「買うという行為そのもの」が目的になってしまいそうになる所。
 認めないといけない、買い物は楽しい事であると。誰にでも物質至上主義な部分があるので、これを読んでいる誰もがこの気持ちを理解できると思う。インターネットでフットサル商品を見るあの楽しさ、オークションで商品をチェックする楽しさ、へぇ・・こんなのあるんだーと発見する楽しさ。買いたいものが無くても、サイトをチェックしてしまう。クリック一つで欲しいものが手に入るという誘惑、もちろん無料ではないけど。この
「パソコン画面でで商品を眺めるのが楽しい、と言う状態」
は一種の現代病だと思う。絶対にそうだと思う。

 思えば僕らがガキだった頃と比べ、金をつかう道は格段に増えている。情報も増えているし、生活レベルも上がってはいるけど、収入に比べると「金を使う手段」は何倍にもなっている。時代とともにこれらは増えていることは間違いない。生きる上では必要なものは時代が変わっても増えるわけでもないのにね。不思議な現象だ。

posted by @6 : 16:04

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