2008/8/29 金 | 2008.08
遊園地の恐怖
ネズミランドを愛してやまない人は多い。その情熱があまりにも熱いため、ディズニーは一種の宗教なんじゃないかと時折思うことがある。ま、キリストの次に有名なアイコンはミッキーである事は間違いない。
僕はネズミランドがあまり好きではない、というより遊園地そのものが苦手である。いつも人でごった返していることもあるけど、おそらく潜在的にビビッているのだと思う。なぜなら、子供時代には遊園地やサーカスが怖かったからである。
遊園地とサーカスは違うものだけど、なぜか僕の中では同じなものに思える。サーカスには見せ物小屋があって、必ずしも子供向けではない。多分サーカスから怪しくて危ない怪しい雰囲気を取ったのが遊園地かなあ、多分ちがうけど。
サーカスというのはジプシーの人たちが地方から地方へと移動しながら興行を行うもので、巨大なテントの中で行う出し物のほかに売店やメリーゴーランド等のアミューズメントを隣接したものである。それらを広い空き地に展開し、興行期間が終わったら何事もなかったかの様に去っていく。日本でサーカスといえば「ぴあ」でチケットが売られるイベントを想像しがちだけど、一昔前まではちょっと怪しいヤクザな商売であった。今まで何もなかった広大な空き地が夢の国になったかと思えば、ある日には巨大なテントが消え、最初から何もなかった様に空き地が広がっているだけ。子供にとっては不思議な光景である。
ジプシー達への差別的偏見として、「子供をさらっていく」というのがあった。定住先を持たない彼らはずっと移動しながら暮らすため、彼らが去った後にいなくなっている子供がいる、等の噂を良く聞いた。ただの都市伝説だろうし証拠なんてないのだが、自分の中で
「一晩にして消えるサーカス」
と
「消えた子供」
というのはピッタリと合う気がして怖かった。
なので、サーカスとはちがうと分かっていても、遊園地は怖い。スペースマウンテンの地下には誘拐された子供達がたくさん閉じこめられていて、せっせとミッキーのかぶり物を毎日洗濯させられているかも知れないしね。
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