2007/3/30 金 | 2007.03
初球をホームラン
セ・リーグの開幕戦で巨人の高橋が初球を思いきり振ってホームランを打った。開幕戦の一番バーターが初球をホームランというのは史上初の事だそうで、高橋選手は歴史に名前を刻む事となった。
実はプロ野球にはあまり知られていない暗黙の了解がたくさんある。例えばピッチャーが打席に入るときには、相手キャッチャーに打つのか打たないのかを報告しないといけない。ピッチャーはケガ防止の為にバットを振らない事が多いので、双方にその意志が共有されていればどっちもケガを防止できる、というわけだ。その他にも
「大量リードしている時は盗塁をしてはいけない」
「大量リードしている時に0-3から打ってはいけない」
「大量リードしている時はピッチャーが打ってはいけない」
「故意に死球をぶつけられたらぶつけかえしてよい」
「投手は本塁打でベース一周する時にはしゃいだ選手にぶつけてもいい 」
「キャッチャーのサインを盗み見てはいけない」
「スライディングの時にスパイクに裏を見せてはいけない」
と、多くはすで勝ちが決まっている相手をより虐めてはいけない、的なルールが多い。実はコレ全部メジャーリーグのルールであり、「ルールブックに乗っていないルール」という事になっている。日本球界にもこれに似たルールがあるんだけど、これって不思議と全く観客には知らされていないよね。ま、全て真剣勝負とは関係のない所にあるルールだから当たり前かも知れないけど、隠されているからこそ知ってしまった時にはすごくガッカリしちゃうんだよね。
で、高橋のホームランだけど、多分「開幕の初球は打ってはいけない」というルールはないはずだけど、ピッチャーはビックリしただろうなあ。
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