2008/7/10 木 | 2008.07
深夜
深夜のファミレス。例のエビがたくさんのっているサラダを出してくれる店。奥の窓側の席にいつもの野郎共が集っている。僕はドリンクバーの所で、後どれぐらい「やわやかブドウ」を飲むのかな、なんて思いながらグラスに半透明な液で満たしていく。注ぎならが口の中でその液体の味を反芻していて、もはやこの味が好きなのか、正直分からなくなっている。
僕の背中側ではいい歳のオッサン共2人が1冊のノートを挟んで向かい合わせに座っている。ノートには●がたくさん書いてあり、それらが細い線で繋がり合ってピラミッドの形を作っている。1段目には●が一つ。二段目には●が二つ。三段目には4つ、四段目には8つ。良く見ると一人のオッサンはどうも困った顔をしている。上記の図を書いたのはもう一人のオッサンで、こっちは笑顔を浮かべながらもう一人のオッサンの反応を待っている。困った顔のオッサンは、うーん、と唸っている。明らかにネズミ講への勧誘である。僕が店を出る頃にも静かなる戦いはまだ続いていたのだが、どうなったのだろうか。
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