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甲子園のジレンマ

 この季節になると、毎年書いていると思う、「高校生に無理させるな」的な内容のブログ。あんな暑い所で、しかも場合によっては連戦もありと、明らかに過酷な環境。入場料を取っているのだから、ナイターだって可能なハズなのだが。
 最近の事で記憶に残っているのは、楽天のマー君とハンカチ王子が投げ合った決勝戦。あの大会は水島先生だってかけない様な展開になった。決勝戦は二人とも15回を投げ合い、引き分け。翌日に再戦を行い、直接対決でハンカチ王子が打点を上げてそのまま優勝であった。あの時の第二戦目は正午のプレイボールだったんだよね。前の日に限界を超えた投げ合いをしていたのだから、時間をあけるためにもナイターで行った方が彼らのためでも良かったハズ。大会中は甲子園は開いており、試合を1日後らせる事も可能であったし、予定になかった試合が1試合増えるわけだから、その入場料でナイターの照明代なんてどうでもなったハズ。金が絡むと色々とあるだろうけど、高校生の大会なんだからもうちょっとやり方があるんじゃないか?と毎年と思う。
 実はこの考え方とは真逆に、過酷な環境の立ち向かう高校球児が魅力的である、という事も良く分かる。真っ黒になりながら汗をぬぐう姿、若い肩にかかる重圧、あと一球で天国か地獄かと大きく揺れる運命、つかの間の輝き。そしてその修羅場を超えたものだけがプロや大学野球に進む事が出来る。相反する二つの価値観。どっちが正解なのだろうか。

posted by @6 : 00:00

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