2009/1/13 火 | 2009.01
デストピア
今都内で「ブレードランナー」をリバイバル上映しているらしい。「ブレードランナー」の暗くて常に酸性雨が降っている退廃的な未来世界はすごく魅力的で、この映画がカルト的な人気を誇る原因になっていると言えよう。映画が描き出す「駄目になった未来世界」って何だか良いんだよね。この価値観は僕だけではなく、例えば「北斗の拳」、「マッドマックスシリーズ」、「猿の惑星シリーズ」、「地球最後の男」、「銃夢」等、核戦争後の世界とか、人間が滅びた後の世界とかを描いた作品は多い。今ヒット中の「ウォーリー」なんかもそうで、良い感じで崩壊した世界を描いている。その世界観だけで不思議と面白さが1.5倍にアップするのだ。
あんまり健全的な魅力じゃないだろうけど、あくまでも「映画の中」での事だから、「見たいけど体験はしたくない」というのぞき見的な価値観だろうなあ。
Comments