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ありがとうございました。

 あれは市リーグに参加した最初の1年の事だったと思う。上位リーグに進出するために絶対に負けられない試合は一進一退の攻防が続き、残り1分を残して僕らは1点リードされいた。当時主力であった@5は(当時)次々とシュートを放つものの、なかなか得点に結びつかない展開が続いていた。それでも僕らは、シュート力とシュート技術に秀でていて、唯一フットサル経験者であった(あくまでも当時)@5に頼るしかなかった。
 60秒を切った頃、僕は@10と交代でピッチに入った。ボールを持っていた@5が左サイドから中に切れ込み、一人を交わしてからシュートモーションに入った。もう一人のディフェンダーはシュートを警戒しスライディング、それでもシュートに行くしかない@5は足を振りぬいた!と思ったらそのボールをヒールで後ろに落とした。そこに走りこんだ僕は案の定トゥーキック。ボールはゴロゴロと変則的なバウンドを繰り返しながら、@5のシュートフェイントに反応しバランスを崩していたキーパーの足の上を転がりそのままゴールに入った。どう考えても@5のシュートの方がかゴールの可能性は高かったのですが、相手もそう思っていたのだろう、僕がシュートする瞬間にはゴール前にはディフェンダーもいず、キーパーも片足をついていて「後は蹴るだけ状態」であった。フットサルを始めて間もない僕にはそのプレイはあまりにも鮮烈で、当時続けていた野球をやめさせ、フットサルに専念させるきっかけとなった。単純に「信じてもらえた」「任せてくれた」ということが嬉しかったのかも知れない。今から5年前の事である。

 @5は今月一杯をもって異動になるそうです。千葉を離れる事になり、自宅により近い場所になるそうです。実は今まで異動の話はあったのだが、ずっと断り続けていたのです。そしてそれがついに問題になったようで、異動を受け入れたとの事です。

 みんな知っての通り僕は今でも下手ですが、始めてボールを蹴った5年前は今よりもずっとずっと下手で、そんな僕を見捨てもせずに教えてくれたのが@5でした。インサイドキックから教えてもらいました。トラップも教えてもらいました。ボールを手でもって、
「ボールのここを足のここの部分で蹴るんだよ」
と指差しながら教えてくれました。僕の特色を見つけてくれて、どうにか使ってもらえるように考えてくれました。くり返しくり返し教えてくれた映像が今蘇っています。火曜日の新宿中、深夜のFG、JAF事件。感謝という言葉では足りず、そしてお返しできるものも何もありません。僕が上手くなった姿を見せるのが一番の恩返しだろうけど、頂いた好意に値するほどのものもないでしょう。

 ま、あんまり褒めると調子に乗りそうなタイプだから、ここら辺にしておきます。人としての繋がりがなくなるわけでもないし、練習のために茅ヶ崎から車で来るぐらいの男だから、距離は問題ではないでしょう。ちなにもフロリの歴史の中での
「自分の中で一番のプレイはどの試合のどのプレイ?」
ときいたところ、
「@10の結婚式のスピーチ」
と即答しておりました・・・。

ここに載せるために昔の写真を色々と漁ったんだけど、飲み会や俺にビールをかけている写真はたくさんあるのに、プレイしている写真がないのはなぜ?

posted by @6 : 12:31

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