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時間

 どんなに高くてもいいから買いたいものといえば「健康」と「時間」である。残念ながらどっちも非売品な上、人生の中で限りがあるという非常にレアな商品であります。例えるなら僕の左足でのシュート、といったところでしょうか。健康は気をつければそこそこ長持ちはするのですが、時間ともなるとこれはやっかいです。そもそも誰も触ったこともなければ、見たこともないというモノでありまして、おそらく概念としてでしか認識できないもの。物事の変化を理解するための「概念」なのだろう。これを掘り下げると一生かけても説明も理解も出来ないのでここら辺にしておきましょう。
 そして、現代を生きる人なら誰でも時間に縛られています。電車の時刻表から出勤の時刻、カップ麺が出来上がるまでの3分、信号待ち、銀行、ドラクエを買うための列、もっと大きくいうと寿命なんかもそうです。誰も時間から逃れることはできません。
 ということで、「時間を有効に使う」という考え方があります。何かをやっている間にもう一つの何かを同時進行でやったりと、生活の中での工夫は誰もがしていることでしょう。しかし、弊害もあります。それは知らない間に「せっかち」になっている、ということです。そんな僕も実はとてもせっかちであります。横断歩道で待っているときはすかさずiモードを開き、車で信号待ちをしている時は文庫本を開く。ちょっと空いた時間があると、なんでもいいから何かをしたくなるのです。別に普通に待っていればいいのに、この「待つ」という行為がもう我慢が出来ないのです。時間を有効に使っている、といえば聞こえはいいですが、おそらくこれは病気なんでしょう。
 オッサンになる頃にはゆっくりと静かに生活をする予定なのですが、このままではオッサンになる前に早死にしそうです。

posted by @6 : 20:48

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