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テロ国家指定解除

 相撲のなんだかんだや子宮筋腫を手で治すおっさんのお陰で、異常に扱いが小さくなった北朝鮮のテロ国家指定解除。拉致問題を抱えている日本にとってはこれは無視されていると同じ事。普段はアメリカにぴったりと着いているのに、日本より北朝鮮の方が大事だったという、非常に格好悪い感じになっている。もっとひどいのは知らせがあったのは公式発表の30分前で、中国や韓国には前日に知らせがいっているので、「忘れられてるんじゃねえか?」とも思えてしまう。
 もちろん、そんな事はなく、これは明らかにアメリカの作戦。アメリカとしてはこの解除に反対をされたくない。よって、なるべく反対が言えないタイミングで知らせる事がポイントだった。
 電話があったのは夜の11時頃で、麻生総理は酒の席の途中だった。そこにブッシュから電話がかかってくるんだから、そりゃびっくりだよね。あわてて席を抜け、電話での会議になった。とは言っても向こうが一方的にしゃべるだけで、こっちはハイハイというしかない。おそらく向こうは麻生総理の行動を把握していて、あえてタイミングを選んだと言われている。何の準備もしていない上、いきなりの通告。あたふたしている間に発表まで行かれちゃって、後の祭り。外交的に完全に負けてしまったのだ。
 アメリカが汚いやり方をしてきたと言えばそうだけど、外交は騙しあいの戦争だから、これは日本の外交の完璧な負けだよね。解除を予想できなかった事もそうだし、そこで「そんな事は絶対に認めない!」と強い口調で反対すれば国内にも顔がたったのに、という感じである。
「はあ?ブッシュお前はバカか?」
なんて言っておけばすごく格好いいと思うんだけどなあ・・・。海外にも姿勢を示す事が出来るし。

posted by @6 : 22:37

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