2008/10/23 木 | 2008.10
歯医者
何年かぶりに歯医者に行く。右下の奥歯がズキズキと痛むのだ。過去に歯医者では痛い目にあっているので、ここは早めに行く。僕は先天的に歯が弱くて、どんなに一生懸命磨いても虫歯が出来る体質の様である。今でも食後はもちろん、1日に4,5回は磨いているのにまた虫歯か!なんて思っていたら虫歯でななかった。過去に、それも多分10年前ぐらいだけど、神経を抜いたことがあった。歯の中に鉄の詰め物をして、さらに銀歯を被せたその歯の根元にどうやらばい菌が入った模様。銀歯をとり、さらに詰め物をとり、消毒をし、薬を入れてまた蓋をするという治療になるんだけど、この「詰め物を取る」という作業がまるで工事現場のようなものであった。前に治療をしてくれた人はとてもいい仕事をしたみたいで、なかなか取れない。先生も力いっぱい道具(工具)を動かす度に本体の僕もちょっと動くという、コントの様な時間が続く。引っ張られる度に僕の中の小さな僕が出てきちゃうんじゃないかと心配になるほどであった。
口の中にペンチやドライバーを入れられるという感覚はそんな趣味がない限り味わうことのないもので、先生以上に僕も力が入り、体がカチカチになっていた。どんな大事な試合でも緊張しない僕ですが、先生が新しい道具を取り出すたびに背中に変な汗が流れていく。フィジカルをやってといて良かった。
結局詰め物は取れたんだけど、その大きさにビックリ。円錐の形をした鉄の塊が出てきたときには本当にビックリしたけど、体の中にそれを10年も入れていたわけだから、なんだか不思議な感覚であった。治療を終え、受付に向かう俺は動いてもいないのに汗だくであった・・・。ずっと寝ているだけだったのに。
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